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外套 (プッチーニ) : ミニ英和和英辞書
外套 (プッチーニ)[がいとう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [そと, ほか, げ, がい]
 【名詞】 1. other place 2. the rest 
外套 : [がいとう]
 【名詞】 1. overcoat 2. greatcoat 3. cloak 4. wrap
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

外套 (プッチーニ) : ウィキペディア日本語版
外套 (プッチーニ)[がいとう]

外套』(がいとう、''Il tabarro '')は、ジャコモ・プッチーニの作曲した全1幕のオペラである。パリセーヌ河畔に暮らす荷物船の老船長が、若い妻を巡る争いがもとで部下の若者を殺すさまをショッキングに描く。傾向の異なった3つの一幕物オペラを連続して同時に上演する「三部作」の最初の演目として、1918年12月14日ニューヨークメトロポリタン歌劇場で初演された。
*原語曲名: ''Il Tabarro''
*原作: ディディエ・ゴルドの舞台劇『ラ・ウプランド(外套)』(''La Houppelande '', 1910年)
*台本: ジュゼッペ・アダーミ
*初演: 1918年12月14日ニューヨークメトロポリタン歌劇場にて、ロベルト・モランゾーニの指揮による
== 作曲の経緯 ==

=== 舞台劇『外套』 ===
1913年パリを訪れていたプッチーニは、同地で1910年からロングラン上演されていたディディエ・ゴルドの舞台劇『外套』を観た。それはパリ・セーヌ河の荷物船船上で生活する人々の愛憎模様と、そこで発生したショッキングな殺人〔舞台劇ヴァージョンでは2つの殺人が並行して行われるが、下にみるようにオペラでは簡略化されて単一の殺人となる。〕を題材とするものだった。彼はこの劇を気に入り、早速、長年共同関係にあった台本作家ルイージ・イッリカにオペラ化権の確保と台本作成検討を要請する書簡〔イッリカ宛1913年2月9日の書簡。〕を送っている。同書簡中でプッチーニは、

「これは確かにどこから見てもアパッシュだ。殆ど、いや殆どどころでない完全なグラン・ギニョールだ。しかしそんなことはどうでもいい。僕はこの芝居が気に入った。とても効果的だと思う。ただ、このどぎつく真っ赤な鮮血と釣り合いをとる意味で、何か完全に違った性質の題材が必要だ。僕は今それを探している。」

と述べている。注目されるのは、この1913年の時点ですでにプッチーニが『外套』を単一のオペラとしてでなく、別作品と組み合せて上演するべきものと最初から考えていることである。彼が長年温めていた「傾向の異なるいくつかの短篇オペラを一夜で上演する」という「三部作」構想がこうして具体的にスタートした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「外套 (プッチーニ)」の詳細全文を読む




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